12月23日(水)、三菱重工業株式会社長崎造船所において、
東京九州フェリー株式会社の横須賀~新門司間に就航する第2船の命名進水式が執り行われ、「それいゆ」と命名されました。
「それいゆ」は北九州市の花ひまわりから名付けられ、花言葉“憧れ”の通り船旅の魅力を引き出します。本船の高速性(航海速力28.3ノット)を活かし、横須賀~新門司間を約21時間で運航します。
(予定)
*就航時期 :2021年7月
*就航航路 :横須賀~新門司間(976㎞)
*運航ダイヤ(予定):日曜日を除く週6便運航
横須賀発 23:45新門司着 翌日21:00
新門司発 23:55横須賀着 翌日20:45
*就航時期: 2021年7月
*就航航路: 横須賀~新門司間(976㎞)
*運航ダイヤ(予定):
日曜日を除く週6便運航
横須賀発 23:45新門司着 翌日21:00
新門司発 23:55横須賀着 翌日20:45
〇就航船舶の主要目
全 長: 222.5m
総トン数: 約15,400トン
主 機: 8,540kw×4基
速 力: 28.3kt(航海速力)
積載台数: トラック 約154台 / 乗用車 約30台
(車両甲板は2層構造となっております。)
旅客定員: 268名
デラックス
2名 × 2室 = 4名
ステート和洋室
4名 × 18室 = 72名
ステート(ウィズペット)
2名 × 2室 = 4名
ツーリストS(1名個室寝台)
62名
ツーリストA(傾斜階段式2段寝台)
96名
ドライバー室(1名個室寝台)
30名
上記ダイヤにより、関東~九州間の貨物輸送で3日目配送が可能となります。陸上輸送に比べ渋滞や事故のリスクが低減され、輸送環境も安定していることから品質面でも安全な輸送手段です。また、船内設備として青果物・生鮮食品や冷凍食品など鮮度を保持する電源設備や、トラックドライバーがゆっくりと休息できるドライバー専用の浴室や食堂を備えています。
船内は第1船「はまゆう」同様、3層吹き抜けのエントランスとシースルーエレベーターを設け、開放的な空間を演出します。レストランやバーベキューコーナーで海を眺めながらお食事を楽しむことができ、最上階では太平洋の風を肌で感じながらの露天風呂、プラネタリウムや映画を観賞することができるシアターが備え付けられています。船室は専用テラス付き2名部屋の他、ご家族が利用しやすい和洋室、ペットと同伴できるウィズペットルームなどがあります。ツーリストクラスもプライベート空間が確保された寝台により快適な船旅を提供します。
本船は新型最適船型の採用などにより、在来船と比べ約6%の省エネルギーが実現可能となっています。SOx(硫黄酸化物)の排出規制への対応策として、主機関(4台)及び発電機関(3台)に排ガス浄化装置(スクラバー)を搭載します。
環境問題やドライバー不足を背景としたモーダルシフトの受け皿として、また多様化する観光ニーズに対応して、関東圏と九州圏を結ぶ物流や観光の一翼を担います。
引き続き東京九州フェリー、新日本海フェリーのご愛顧の程お願い申し上げます。