フェリー輸送=

サステナブルな
輸送モード

大容量で
安価な輸送

陸送と同等のサービスで大量・安価な輸送を実現します。

安定の
輸送品質

災害時の復旧が早く代替輸送に最適です。

労働力の
省力化

ドライバー不足や長時間労働を改善します。

環境に
やさしい輸送

二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できます。

01大容量のスピード輸送

長距離航路を高速で結ぶフェリーを就航させ、輸送スピードの向上に取り組んでいます。これにより、航空貨物輸送に匹敵する輸送スピードを安価に実現することが可能になりました。

超高速フェリー運航時間図

集荷と配送の流れ

当社が運航する超高速フェリーは、航空便と同等のリードタイムで大量輸送が可能です。

集荷と配送の流れ

トレーラから特殊貨物まで柔軟に対応

海上輸送では道路通行が困難な特大車や特殊車、鉄クローラーの車両など、様々な車両の乗船が可能です。
旅客も乗船するカーフェリーは、RORO船(貨物専用船)に比べ定時性に優れていますので、どんな特殊な車両や貨物においても安全で安定した海上輸送をお約束いたします。

02安全・安定の輸送品質

乗船した車両は、下の図のように全て船の中に格納されます。船内には空調設備があり、直射日光を防ぐ事ができると同時に密閉空間であることから塩害も防止出来るため、陸上輸送時に比べて貨物への輸送ダメージが非常に少ない品質面でも安全な輸送手段です。

貨物への安全性が高い輸送手段

下のグラフは、輸送時の温度・湿度・振動の値を、陸上輸送時と海上輸送時で比較したものです。船内は密閉空間であり、温度・湿度は外気に影響されず安定しています。
また海上輸送時の振動は略皆無です。

輸送時の温度変化グラフ表

渋滞や事故のリスクが回避

フェリー輸送は陸送と違い事故発生リスクがなく、渋滞や交通規制のリスクもないため、安全性とリードタイムの安定化に優れた輸送手段です。

高い輸送品質を実現できている理由

船体の揺れを抑える
フィンスタビライザー

船体の両舷に装備された水平翼です。
揺れの少ない輸送環境と運航の安全性を向上させています。

乗船中は車両を固縛して
車両を安全に輸送

海上荒天に応じた車両の固縛を行い、車両の転倒・接触を防止します。

冷凍車電力供給の設備

電源使用が必要な貨物は、車両甲板設置の電源設備を使用することで、鮮度の維持が可能です(青果物・生鮮食品・冷凍食品など)。
航海中は船内の電源設備を使用することにより、車両燃料のコスト削減につながり、乗船から下船まで安定した輸送品質を保つことが可能です。

  • プラグ形式:3相4P
  • 電圧:AC220V
  • 電流:60A

03労働力の省力化

フェリーを利用することで、ドライバーの休息時間を確保することができます。更にトレーラを活用することで、 大量輸送によるコストダウンが図れるとともに、労働力の省力化と無人化が可能になります。

労働時間図

具体的な削減時間の目安について

Point1

有人トラックでのご利用は、フェリーの乗船時間が休息時間となります。

Point2

有人トラックでフェリーをご利用頂くことで、改正改善基準告示を遵守できます。

項目 内容
拘束時間 1ヶ月284時間、1日原則13時間
最大15時間
(14時間を超える回数を少なくするよう努める)
休息時間 継続9時間以上
運転時間 2日平均で1日当たり9時間2週平均で1週間当たり44時間
連続運転時間 4時間以内
(運転中断が1回当たりおおむね10分以上、かつ合計30分以上の運転離脱が必要)

Point3

船内にはトラックドライバー専用の設備があり、快適に過ごしていただくため個室のドライバールーム・専用レストラン・専用浴室を完備していますので、陸送時の過酷な労働環境を改善することができます。

ドライバーズレストラン
ドライバーズレストラン
ドライバー浴室
ドライバー浴室
ドライバールーム
ドライバールーム

※写真は「はまゆう」「それいゆ」の船内設備

経済的な優位性について

Point1

有人トラックでのご利用

  • フェリー輸送は定時性に優れており、事故や渋滞が回避でき、事故率の低下に繋がります。
  • 走行距離の減少に伴い、燃料費及び高速道路の使用料を削減でき、さらにタイヤの消耗を抑えることが可能となります。またトラックへのダメージが軽減でき、修繕費の削減トラックの耐用年数を伸ばすことができます。

Point2

無人トラック・トレーラーはさらに経済的に優位

  • 無人トラック・トレーラーにすることでフェリー輸送時の人件費を削減できます。

04環境にやさしい輸送

フェリー輸送は、二酸化炭素(CO2)の排出量の少ない、環境にやさしい輸送手段のひとつです。

各輸送モードにおけるCO2排出量原単位

co2排出量原単位

出典)自動車:国土交通省、船舶・航空:環境省・経済産業省

環境問題の解決

東京一福岡間の輸送でのCO2排出量比較

10トン車の場合(陸送) 距離 1,091km CO2排出量 2,454kg
10トン車の場合(フェリー有人車輸送) 距離 フェリー976km+陸送163km CO2排出量 767kg
10トン車の場合 距離 Co2排出量
陸送 1,091km 2,454kg
フェリー有人車輸送 フェリー976km+陸送163km 767kg

※日本長距離フェリー協会のHP、CO2排出量計算にて算出

CO2排出量を
約70%削減することが
できます。

ハイブリッド船によるエネルギーの効率化

垂直船首

垂線間長を長くして船体抵抗を減らすことで、船が受ける造波抵抗を少なくしてスピードを上げる工夫をしています。

近接2軸推進システム

左右のプロペラ間距離を従来船より大幅に近付けることで、推進効率化を図るとともに、推進軸を支持する構造物(シャフトブラケット及びボッシング)を縮小して船体抵抗の低減を図るシステムです。

エコシップマーク

エコシップマーク

フェリー事業者やRORO船、コンテナ船、自動車船事業者等で組織するエコシップ・モーダルシフト事業実行委員会では、国土交通省海事局の協力を得て、海上輸送に転換し、環境対策に貢献する企業へのバックアップを目的に2008(平成20)年「エコシップマーク認定制度」を立ち上げました。
海上輸送はエネルギー効率が良く、地球環境にやさしい輸送機関といえます。多くの荷主の方に海上輸送のメリットをご理解いただき、海上輸送にシフトしていただくことを目的に発足いたしました。